■アクアグランドの販売商品は全て「安全水槽の理念」に叶っています。
アクアグランドの販売商品は全て、当方情報ページ「安全水槽のすゝめ」に記載した理念に叶った商品のみを販売しています。情報ページを持つmini-shopとして当たり前の事ですが、理に叶わない商品は一切販売致しておりません。(市販水槽を直販するなど)
また、販売品はテストしたり実際に使用していないものは一切販売しておりません。このため、当方で実績のない商品(販売依頼のみの商品)の販売は出来ません。
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■市販ガラス水槽改造品は全て、防水コーキングを「耐海水性」のコーキングでやり直しています。
シリコンコーキング剤(目止め剤)には「耐水性」「耐油性」「耐海水性」など様々な種類があります。市販の水槽にも耐海水性のシリコンコーキング剤が使用されているとは思いますが、経年によりコーキングが劣化し、水漏れを起こすケースは多々あります。
当方が使用している「耐海水性」のシリコンコーキング剤は、2006年に作成した水槽で、主成分が同様なコーキング剤を使用し今もテスト中ですが、今のところ劣化や剥離などはありません。爪で軽くこそいでも剥がれる気配も今のところありません。
また、水槽は常に水や海水が入り、照明、ヒーター付近は高熱になり、オゾナイザーを設置すれば有機化合物を強力に酸化させる状態になり、夏の外気温は30℃以上、冬はマイナス気温になる過酷な条件化に置かれるものです。2、3年で剥離するようなお粗末なシールでは話になりません。
施工も適当にシールしたのでは防水性も耐久性も低下します。防水性と耐久性を上げるには施工面の脱脂は当然ですが、帯電を除去し、低湿度な日に施工する必要があります。
低湿度施工の必要性:硬化時に浸透圧により空気中の水分を引き込み、劣化の原因となる為です。多湿環境での施工は自作水槽が経年劣化により水漏れを起こす原因のひとつです。
商品名は「セメダイン8000 シリコーンシーラント(業務用)」で、耐海水性はもちろん、耐候性、耐熱性、耐寒性、耐オゾン性に優れたシリコンシーラントです。通常のコーキング剤より値は張りますが、海水水槽における実績を持ったシリコンコーキング剤を使用しています。この商品は大きなホームセンターであれば一般向けに販売しているところもありますし、ネットショッピングなどでも見かけます。水槽を自作する方にはお勧めのコーキング材です。
商品名を書くと様々な問題が発生するのであまり記載は出来ないのですが、比較的安価でとてもお勧めできる製品ですのでご紹介致します。ただし、使用する場合は100%自己責任にて使用してください。(揮発成分の人体に対する影響、硬化後の毒抜き処理など、知識がないままでの使用は危険です。硬化後に水洗いなどの処理もしないまま生体を入れると死亡する事があります。この辺の詳しい注意事項は製品によっても違い、販売妨害の可能性がありこちらに書く事が出来ませんので、メーカーサイトなどでご確認の上、自己責任でご使用下さい。)
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■アクリル製の水槽は全てアクリルキャスト板、アクリルキャストパイプで作成しています。
水槽は水を入れると数十kg〜数百kgにもなります。水深が深くなればなるほど水圧も増し、値段の安い押し出し板を使用すると湾曲したり、湾曲によるクラック(細かいヒビ)が入る事もあり、破砕の原因にもなります。押し出し板は経年劣化に弱く、圧力がかからない部分にさえ細かい「クラック」が入ることがあります。
また、アクリルキャスト板と押し出し板を接着すると、密度の違いから膨張率も異なり、剥離の原因になります。このため、アクリル水槽をキャスト板で製作する場合、それに接合する全てのアクリルをキャスト製品にする必要があります。
水槽のフタなどもキャスト板を使用し、熱による反りなどが出にくい素材、設計にしています。
※メタルハライドランプなどの高熱を発する照明を使用する場合は、フタではなく飛び出し防止パネルを使用して下さい。
<アクリル押し出し板>
アクリル原材料を溶かし、ローラーにより一定の厚みに加工されたアクリル板です。ローラーから押し出されて形成されるため厚みの精度は非常に高いのですが、アクリル分子が不揃いになり密度が低下します。密度が低い(比較的柔らかい)ので加工がし易い、溶剤に溶けやすく溶剤接着がし易い、作業工程が少なく量産できるので安価に手に入るなどのメリットがありますので、ショーケース等の重量がかからない安価な製品に使用されます。ただ、水を入れると水圧がかかり超重量になる水槽に使用するには相当な厚みが必要で不向きです。経年劣化や湾曲、熱を加えることで「クラック」が入りやすいアクリル板です。溶剤接着をすると接合面の密度が更に下がり、数日で接合面に細かいクラックが入ることもあります。
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<アクリルキャスト板>
アクリル原材料を2枚のガラス板の間に流し込み形成されるアクリル板です。自然に型へ流し込まれる製法によりアクリル分子が揃い、密度の高い強固なアクリル板になります。その強固さにより溶剤に溶けにくく、溶剤接着には不向きです。熱や湾曲による変形、クラックなどに強く、主に重量物を対象とした商品に使用されます。ただ、押し出し板よりも値段が格段に高く、加工もしにくく一般向けではありません。切断にも専用の機材を使わなくては刃こぼれを起こすほどの硬度があります。溶剤接着をするとその溶けにくい性質から部分部分で強度差が出てしまうため、接合には重合接合が使用されます。
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■アクリル水槽は全て、2液重合接合にて接着しています。
アクリル板の接着方法には溶剤を使用した「溶剤接合」と、アクリルモノマーを使用した「重合接合」があります。
溶剤接合とはその名の通り、アクリルを溶剤で溶かし、溶剤が揮発することによって再固形化させる接合方法です。溶剤が揮発する密度分アクリル接着面の密度は低下しますが、接合面はまずますの強固さに接合されます。ただし、経年劣化と酸化に弱く、温度変化や重量負荷がかかると接合部にクラックが入る事があり、剥離する可能性があります。ですので軽量物を対象とした製品に使用される接合方法です。
重合接合とは、接合するアクリルとアクリルの間に隙間を設け、そこへ同成分の物質(アクリルモノマー)を流し込み、熱や硬化剤によって重合反応(科学反応)を起こし硬化させる接合方法です。施工技術や設備などの問題があり、一般向けの接着方法ではありませんが、接合面はキャストアクリルそのものなので非常に強固です。接合面の密度が高いため経年劣化などに強く、クラックも入りにくい頑丈な接合方法です。
デメリットとしてはその作業工程が難易な事から工数がかかり、商品の値段が高くなってしまう事ですが、アクアグランドでは比較的作業工程の少ない「2液重合接合」にて接合しています。
1液重合接合:
アクリルモノマー(溶けたアクリル)を隙間を設けた接合面に流し込み、熱や紫外線によって硬化させる接合方法です。接着面の隙間を精密に設置しなくてはならず、硬化に熱処理をする炉が必要で大掛かりな設備が必要ですが、アクリル接合における最強を誇る接合方法です。
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2液重合接合:
アクリルモノマーを接合面に流し込むところまでは1液重合接合と同じですが、硬化剤を使用しアクリルモノマーを固形化させます。硬化剤自体も重合反応によってアクリルを形成する分子の一部となり、1液重合接合とあまり差がない接合強度を保つことが出来ます。また、硬化するまでに数分のタイムラグがあるため、接合時にある程度接合面を処理する事ができるので、研磨などの後処理も比較的容易です。
接合強度は1液重合接合とほぼ変わらず、長期間海水にて使用するアクリル水槽でも十分な強度と耐久性を持った接合面となりますが、経年と共に多少の黄ばみが出ることがあります。何とか目視できる程度の黄ばみで強度にも問題はない為、アクアグランドでは施工が比較的容易で機材費用が安価な2液重合接合を採用しています。
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重合接合における最大の難関は「精密な施工面の削り出し」と「施工後の研磨作業」です。アクリルとアクリルの隙間にアクリルモノマーを流し込み密着接合させるため、接合面は水槽壁面と同じ様に鏡面仕上げにする必要があります。また、液体のモノマーを流し込むため、どうしてもはみ出しが出てしまい、施工後に研磨などの後処理が必要です。接合面にはみ出したモノマーを除去したり鏡面仕上げをするのに作業を簡略化するため、「熱による溶解処理」を行う方法もありますが、アクリルを溶かす程の熱は耐熱温度を遥かに超え、変色や経年劣化を加速させてしまうので、手間がかかっても全て手作業での研磨処理を行っています。
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■アクアグランド製の水槽機器(オリジナル商品)は、全て5年保障です。
当方で販売しているオリジナルの水槽や水槽機器は全て、水漏れに対し商品到着日より5年間の保障をしています。保障内容はこちらをご覧下さい。正直、5年保障は長い部類だと思いますが、逆に言うと水を大量に扱う機器が5年も保障できないのであればお話になりません。それだけ自信のある商品のみ販売しています。
<5年保障対象商品>
・アクアグランド製 市販ガラス水槽OF改造品/同水槽セット全種
・アクアグランド製 アクリル水槽/同水槽セット全種
・アクアグランド製 濾過槽全種
・アクアグランド製 水槽台全種
・アクアグランド製 プロテインスキマー全種
・アクアグランド製 バイオプランクトンシステム全種
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